バラのコラム
バラの発生
バラという植物がこの地球上にいつごろ生まれたのか。確定はできないが、おそらく今から3500〜7000万年くらいの昔ではないかと考えられている。
それは、現在世界中で栽培されているバラの遠い遠い祖先にあたるノバラで、それがどのようにして何千万年にもおよぶ地球生物の変転の中を生きのびたのか、バビロニアの叙事詩にその名が登場したのは紀元前2000年のころ。文献としてはこれが最古のものと言われている。
紀元前1500年ころに王朝ができあがったバビロニアでは、宮殿の庭にバラが栽培され、香料のもとになったり薬用にされたりもしていたようだが、それが持ちこまれたのは隣国ペルシアからではなかったろうか。ペルシアは今も知られるノバラの原種の自生地で、当時の彫刻などにもそれが残されていたという。
色彩で描かれた絵画としての最古のバラは、20世紀のはじめに発掘されたクレタ島クノッソスの館の壁画に見られる。クレタ文明は紀元前3000年から1100年ころまで栄えたとされているから、当時すでにこの国にもバラはもたらされていたのであろう。
バラの系統図
さまざまな色や形や香りで、今や2万品種以上もあると言われる現代バラだが、
その祖先をさかのぼっていけば、わずか数種の原生種にたどり着く。







